- 電子工作コミック「ハルロック」は、もの作りの”きっかけ”を教えてくれるすぐれもの! -
こんにちは ドマケンです
私はWebショップの他にハードウェアエンジニアのための技術セミナーも行っているのですが
以前のブログ
の中で
最近IT系のアプリ開発や、Web系エンジニアがもてはやされています。
でも私達は日本のハードウェアの”ものづくり”が大事だと思っています。
そしてその”ものづくり”を活発化させるためには
教育現場から変えていかなければいけないとも思ってきました。
今年大阪で新商品のデモをやった時に 大阪付教育委員会の人にもデモを行ったのですがその時に言われたことが印象深かったです。
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「貴方がたは、どうしてこういうものを作れるのですか?」
「そしてこういうものを作りたいと思った時に こういう仕組みで作ろうという発想(アイディア)はどのような経験から出てくるのですか?」
「そのアイディアが出てくる様にするためには どの様に教育をしていったらいいと思いますか?」
そうです。根本はここなんです。すごく重要なことですね。
時間がなかったので話は途中になってしまったのですが
あらためて考えてみたいテーマです。
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と書いています。
先日何気なく「amazon 電子工作 コミック」とgoogle検索してみたら以下が見つかりました。
ハルロック(1) (モーニング KC) コミック
このマンガを私は知らなかったので カスタマーレビューを一通り読んで
全巻(1巻~4巻)買って読んでみました。
本の内容は、女子大生の向阪晴(さきさかはる)が高校の部活で仕方なく入った「電気部」の先生の誘いにのって”電子工作”に目覚めていまい 家族や友人の困っている事を次々と電子工作で解決?していき、”もの作り”の祭典「Maker Faire」に自分の作品を出展したことがきっかけで起業することになり会社を運営するというストーリーです。
回路図が書いてあったり、回路を構成する部品の説明があったり、会社設立について、DMM make AKIBAが出てきたり、資金集めにクラウドファンディングを使うためにメディアを利用したりしてます。3巻~4巻にはそのスタートアップ方法がさらりと書かれています。
私が感心したのは、
”もの作り”をする「きっかけ」や「アイディア」は、身近にあるんだ という気づきが毎回書かれていることです。
大阪付教育委員会の人に質問された
「そのアイディアが出てくる様にするためには どの様に教育をしていったらいいと思いますか?」の解決のためのヒントがここにあると感じました。
本のなかで言っている言葉で私が好きだった言葉は以下です。
1Ω 電子の芽(このマンガでは1話を1Ωという抵抗値表記になっているところも笑わせます)
先生「初心者向けの3分タイマー作ってみよう~!」
晴 「タイマーなんて作るまでもないじゃないですか」スマホについてますよ
先生「電子工作界において「作るまでもない」は禁句な」
30Ω ムーブメント(Maker Faireに出展)
晴 そっか・・・「私の作ったものに対価を払ってくれる人がいるんだ・・・」
32Ω 呼ぶ声
今村「頭で考えたものを実体にできるってすごく楽しそうやと思うんです」
33Ω 花の季節の前に
今村「だってこれって ビジネスチャンスとちゃいますか?」
42Ω 情熱の馬鹿力(会社として製品作りで壁にぶつかっている時の言葉)
六祐 「きつかったら あまり無理しない・・・」
晴 「きついけど 楽しい」「メカ絡みになると こんなに難しくなるんだね・・・」「でもわからない事だらけで 今手探りしている状態が楽しい」
六祐 「この状況・・・」「ずっと検証ばかりで延々トライアンドエラーが続くこの状況が?」
晴 「うん 究極の謎解きって言ったらおおげさかな 難しければ難しい程燃えてくる」
42Ω 晴天のロック(大学のゼミの先生に 社会問題を解決する革命を起こすような製品を作り出していってと言われて)
晴 「SUMiの製品に社会問題の解決の一端を担うアイディアを・・・革命を・・・」
「そんな難しい物 作れるかなぁ?」「作ってみたいな・・・」
私のブログはアフィリエイトとかマネタイズは一切していませんので安心してAmazonや楽天 その他で購入して読んでみてください。
”もの作り”の面白さが伝わるのでは? と思います。
ではでは
photo by ドマケン